順位がその場で動く縁日ブース — 「こども縁日2026」子どもワクワクグランプリのランキングアプリ
2026年8月7日(金)、長門市市民活動支援センター・長門市中央交流プラザ駐車場で「夕涼みマルシェ こども縁日2026」が開かれました(16:00〜20:30)。屋外ステージ、キッチンカーやテントの飲食・物販、そして体験・ワークショップのコーナーが並ぶ夏祭りです。
その体験・ワークショップ枠に、湊地区まちづくり協議会が「子どもワクワクグランプリ」を出展されました。Code for Nagatoは湊地区まちづくり協議会から、リアルタイムランキングアプリの開発と当日の運営支援を受託しています。
- イベント: 夕涼みマルシェ こども縁日2026(主催: 特定非営利活動法人あすなろながと〔長門市市民活動支援センター 市民サポートながと〕・長門市/後援: ほっちゃテレビ)
- 出展: 湊地区まちづくり協議会「子どもワクワクグランプリ」(体験・ワークショップコーナー)
- Code for Nagatoの担当: ランキングアプリの開発・当日の受付/得点入力の運営支援(湊地区まちづくり協議会からの受託)
イベントのチラシ
当日配られていた「夕涼みマルシェ こども縁日2026」のチラシです。屋外ステージの時間割、キッチンカーやテントの出店一覧、体験・ワークショップの出展団体がまとまっています。「子どもワクワクグランプリ」は裏面の体験・ワークショップ欄に、湊地区まちづくり協議会の出展として載っています。


チラシ提供: 夕涼みマルシェ こども縁日2026(主催: 特定非営利活動法人あすなろながと〔長門市市民活動支援センター 市民サポートながと〕・長門市)
2つの競技
| 競技 | 記録のとりかた | 順位 |
|---|---|---|
| ラムネ早飲み王決定戦 | 飲み切るまでの秒数 | 身長別のハンディを足した値が小さい順 |
| お米ぴったんこ王決定戦 | クジで引いた基準の重さ(160g・190g・220gの3種)に、目分量でお米を近づける | 基準との誤差が小さい順 |
参加料は1回150円。何度でも挑戦でき、同じ選手の記録はいちばん良かったものが採用されます。高校生以上の大人はエキシビジョン扱いで、子どもの本戦とは別のランキングに並びます。
「今なら何位?」がその場で分かる
このグランプリでいちばん作りたかったのは、記録を入れた瞬間に順位が入れ替わるという体験でした。
- 係の人が計測シートに記録を入力すると、その場でランキングが計算し直されます。手動の更新操作はありません。
- 当日は、ブースに置いたモニターに暫定順位を映しっぱなしにして見ていただきました。挑戦を終えた子も、順番を待っている子も、画面を見れば今の並びが分かる状態です。
- アプリ自体は手持ちのスマホからも開ける作りになっています(インストールもログインも不要のWebページ)。今回はモニター表示で足りたためQRコードの配布は行いませんでしたが、規模が大きくなれば来場者それぞれの画面で見ていただくこともできます。
- 18:30を過ぎると順位は自動で伏せられ、19:30の結果発表まで「おたのしみに」の画面に切り替わります。グランプリは19:30の結果発表をもって終了しました。
順位を伏せる時刻と発表の時刻をアプリ側に持たせたのは、係の人が時計を見ながら操作を切り替えなくて済むようにするためです。当日の担当者が増えるほど、こうした「うっかり」の芽は先に摘んでおきたいところでした。
当日の様子
夕方の受付開始から、行列が途切れない時間帯が続きました。
モニターに映した暫定順位は、思っていた以上に効きました。記録が入るたびに順位が動くので、画面の前で歓声が上がり、そのまま実況のようになっていきます。挑戦した子が自分の並びが上がっていくのを見て喜ぶ、その様子を見た別の子がもう一度並ぶ——という流れが自然に生まれ、他のブースの方からも「にぎわっているね」と声をかけていただきました。
大人の参加もありました。時間の都合でステージでのエキシビジョン発表までは至りませんでしたが、見学に立ち寄って眺めていく方も多く、子どもだけの企画にならずに済んだと思います。
運営側では、パソコン2台で受付係と得点係を分担しました。同じスプレッドシートを2人で同時に編集しても取り合いにならないよう作ってあり、入力するそばからランキングが自動で更新されます。結果として、入力係を途中で交代できるくらい手順が軽く、忙しい時間帯でも列が滞りませんでした。
ハンディキャップは身長別に設定していましたが、実際には中学生くらいの参加が多く、補正なしの区分がほとんどという結果になりました。ここは次回に向けて見直したい点です。
数字で見ると
- 受付はのべ87エントリー(ラムネ早飲み62・お米ぴったんこ25)
- 実際に計測まで進んだ挑戦は86回(ラムネ61回・お米25回)
- 参加した人数はおよそ50人(子ども42人・大人9人)
一人で何度も挑戦した子が多く、エントリー数が人数の1.7倍ほどになりました。「もう一回」が出やすい競技だったということだと思います。
次にやってみたいこと
今回の運用で見えた改善点は、次回の仕様にそのまま持ち越します。モニターを常設するなら画面を自動で更新したいこと、順番待ちの列に向けた待ち行列の表示があると呼び出しが楽になること、競技数を増やせること、そして大人の部の発表枠を最初から時間割に入れておくこと——このあたりが宿題です。
地域のイベントで「その場で結果が見える」仕組みを作ってみたい、という相談は歓迎です。既存のスプレッドシートをそのまま活かして、当日の運用まで含めて設計できます。
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